こんにちは!
宇治青年部部長の中矢です。
お茶会に続き、社会人としての幅を増やして欲しいと願う部長!
そんな部長に賛同してくれた宇治青年部員達と企画しました。
いつ何時?必要になるかわからないAED(自動体外式除細動機)
宇治青年部員はどんな時でも迅速に正確に動いて欲しいと思い
宇治中消防署さんにお願いして
AED講習となったわけです。
講習は3時間程度でしたが
一つ一つが大切な大切な講習内容でした。
みんな真剣な眼差しで講習を受けます。
わかりやすく説明してくれる消防士さん。
倒れている人がいても近づく前に周りの安全確認を怠らない!
車が通っている道路なら二次災害になる可能性もありますからね!
安全確認してから『もしもし』と肩を叩く。
『もしもし?』と声をかけ、気道の確保・呼吸の確認。
呼吸していないようならば人工呼吸2回・胸骨圧迫30回になるのですが
周りの人に『119番通報をして救急車を呼んで下さい!!』と声をかけることを忘れないで!
ポイントは『そこのあなた!119番通報お願いします!!』と指名することみたいです。
たしかに・・
ただ叫ぶよりも相手の目を見て指を指して指名したほうが指名された方も行動に移りやすいですね。
※救急者が一人の場合や、協力者が誰もいない場合には
手順に移る前に、まず自分で119番通報することを優先します。
そこのあなた!119番通報して下さい!!』
あとは救急車がくるまで人工呼吸2回・胸骨圧迫30回をするだけですが
これが重労働!!命の重さを感じる瞬間でした。
気道確保をしてからの人工呼吸!
胸骨圧迫(心臓マッサージ!)
胸の真ん中を『強く!速く!絶え間なく!』圧迫します。
この時に忘れてならないのが『AEDを持ってきて下さい!!』です。
使用方法は簡単で音声が流れるのでその通りにするだけなんですが
倒れている人が濡れている(泳いでいたり・汗をかいている)と
電極パッドが貼れないので濡れている箇所を拭く!
心肺蘇生法を行っている途中でAEDが届いたらAEDを使う準備をします。
電極パッドを貼り機械が心拍を計測している間は体にふれない!
体を動かした振動で機械が心拍が計れない。
心拍がなく機械が電気ショックを必要と判断したら『ショックが必要です』と音声が流れ
自動的に充電が始まります。
充電が完了すると『ショックボタンを押して下さい』と音声メッセージが出て
ショックボタンがボタンが点滅し充電完了連続音が出ます。
充電が完了したら、『ショックします。みんな離れて!!』と注意を促し
誰も傷病者に触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。
※ショックボタンを押す際には、必ず自分が傷病者から離れて、
さらに誰も傷病者に触れていないことを確認します。
『離れてください!!』
電気ショックが完了すると、『ただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始して下さい。』などの
音声メッセージが流れますので、これに従って、ただちに胸骨圧迫を再開します。
※AEDを使用する場合でも、AEDによる心電図の開席や電気ショックなど、
やむを得ない場合を除いて、胸骨圧迫と人工呼吸をできるだけ絶え間なく続けることが大切です。
心肺蘇生法を再開して2分(胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせ5サイクル)経ったら、
AEDは自動的に心電図の開席を行います。
音声メッセージに従って傷病者から手を離し、周りの人も傷病者から離れます。
以後は心電図の解析→電気ショック→心肺蘇生法の再開の手順を約2分間おきにくりかえします。
音声メッセージを良く聞き、行動することが大切です!!
このような内容のAED講習でした。
そのほかに気道異物の除去(腹部突き上げ法)・出血時の止血法(直接圧迫止血法)の講習もありました。
私たちは、いつ、どこで、突然の怪我や病気に襲われるかわかりません
お客さんが突然倒れることもありえないことはありません。
そんなときに、家庭や職場でできる応急手当
病院に行くまでに応急手当をすることで、怪我や病気の悪化を防ぐことが出来ます。
心筋梗塞・脳卒中・突然の心臓停止・怪我での大出血・・
このような時に命を救うのは、救急隊員・医師ではありません!!
その場に居合わせた私たちがまず『119番通報』『応急手当(救命処置)』をはじめることで
命のリレーをスタートさせることが一番大切なんです。